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宝塚てくてく

たからづかいろはかるた<1>

つづらおれのじゅうまんどうろ

<九十九折れの十万道路>

県道33号線、塩瀬宝塚線はカーブの多い九十九折れの道路である。カーブには、ナンバーが付けられ十万辻でNo.30に達する。
この様なカーブが続く
この様なカーブが続く
西宮市の生瀬橋東袂から国道176号線を横断して北々西に向かう所から始まる。No.1は、直ぐの登り坂が右へ曲がるポイントに印されており、又「宝塚市」の標識も見られる。右側の砕石場にはダンプカーの出入りが激しい。No.2カーブの直ぐ上には中国自動車道が2本走っている。やがてNo.8を過ぎると左側に大きな分かれ道がありスポーツニッポンCC、長尾山霊園、フライングフィールドの案内看板がある。

No.10近くに「高橋」と刻銘された橋を渡る。これまで右手に流れていた惣川が、ここで左手に流れを変える。TKE(宝塚カートフィールド)には小型レーシングカーのサーキット施設がある。

No.16カーブを過ぎた所に「十万橋」という橋があり惣川の流れは右手に戻る。川は深い谷底を流れ微かに水の音が聞こえるが姿は見えない。
道路近くに現れた惣川
道路近くに現れた惣川
No.23とNo.24の間に、登山愛好家には、よく知られたコース、中山~大峰山縦走路が横切っている。右手の中山の方は平坦な山道だが、左手の大峰山へは、いきなり急登である。細いロープが一本岩壁に垂れており、きつい登りが始まる。No.26には渋谷バス停があり、ポツンと一軒家が建っている。No.28の少し手前左側に大峰山登山道に通じる小径がある。余程注意しなければ見逃してしまうだろう。No.30を過ぎると十万辻のバス停である。やれやれ!

直進すれば、トンネルを抜けて、鳥ガ脇、切畑等のバス停を経て大原野に達する。

十万辻までの県道33号線は、市街地と西谷田園地帯を繋ぐ大動脈であり交通量も多い。長尾山トンネルが開通してからは利用者が減ったと言われる。単に南北を繋ぐだけでなく、三つのゴルフ場、二つのスポーツ施設、三つの登山道、三つの砕石場、一つの霊園、五つのバス停がある。春には右に左に山桜が咲き誇り花のトンネルのようになり、野生の藤が山肌を彩り、ミモザの黄色、秋には雑木林の紅葉が美しい。九十九折れとも言えるカーブの多い坂道は魅力もあるが、運転者も歩行者も注意を怠らない事である。
ガマズミを通して見える山肌
ガマズミを通して見える山肌
この道は地図上では惣川沿いである。「そうがわ」には、僧川もあり切畑~武田尾道沿いに流れている。共に33号線沿いで、約5㎞流れて武庫川に注ぐ。繁茂した樹木に囲まれ、共に市の上水道の源ともなっている。九十九折れの道の案内役である事も同じ。決定的な違いは、僧川沿いの道は狭くて暗いが惣川の道は二車線で広く明るいことである。
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