宝塚てくてく
緑の木陰でほっと
スポーツセンターとバス通りの間に、思いがけない憩いの緑陰がある。
平坦な小道で隠れた場所にあるから気付かない人が多いのでは？
行ってみよう!
「すこやか小道｣と称するスポーツセンター横の憩いの散策路を訪ねた。
それはセンター入り口左手（南側）30ｍ先から始まり教育総合センターの横まで約200ｍ続いている。
幅2ｍの玉砂利で透水舗装された歩きやすい小道だ。
道路沿いの歩道から入ると別世界
順路に従って歩いてみる。
ヘルスビートNo.1の案内標識がありクスノキとクチナシの木に迎えられる。
ヘルスビートとは、脈拍数と歩行持問の関連を示すもので歩行者の健康管理に役立つ。
標識はNo.1からNo.10まである。
しかし数字にとらわれず、気楽に、そぞろ歩きする方が楽しい。
樹木、草花の種類は驚くほど多い。
思いがけないサクラの巨木、見上げるほど高い百日紅（さるすべり）。
思わず『碧空に天の簪（かんざし）百日紅』の名句を思い出す。
丁寧に付けられた名札で、樹木の名前を知ることができるのは嬉しい。
オカメザサ、イロハモミジ、ヤマモモ、ヒガンザクラ、アジュガ等々勉強になる。
小道に覆い被さるような大木の縁の枝、思わず手を触れたくなる若本の艶やかな肌、樹木の好きな人には魅力だろう。
小道の左手は、バス通りで「小浜一丁目」のバス停が中程にある。
通りを隔てて大きなマンションがあるが、小道は一段下がった所にあるので、車の往来もマンションの存在も余り気にならない。
右手は管理センター、テニスコートと続く。
その向うは、野球場、陸上グランドで、フェンスの外側には、六甲の山並みを背景に、ポプラの大木が数本、清掃車の行き交う道路の境に亭々と茂り並んでいる。
ポプラは成長が早く落ち葉の処理が、面倒なので市街地では見られないので珍しい。
東屋で語るもよし
小道は、緩やかに蛇行を繰り返すが、北から南へ、ほぼ一直線である。
途中東屋と古ぼけたベンチがあってひと休みできる。
セミの抜け殻を大量に発見
バス通りの歩道から、この小道へ入るところは、５か所ある。
逆に引き返した方が、小道全体の眺めは良いようである。
数人の歩行者に会ったが、通勤や通学に使っている人、健康管理のために歩いている人、縁の濃い木陰を楽しんでいる人、調べ事をしている人、さまざまだ。
植物が生み出すフレッシュな空気は、心も体も癒してくれる鳥の声も耳に快い。
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