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宝塚てくてく

風と逍遥 vol.1 駅の近くでひと休み

逆瀬川駅→伊和志津神社

本殿は一間社春日造りの柿葺きだ
本殿は一間社春日造りの柿葺きだ
伊和志津神社境内に一歩入ると、そこは駅前の喧騒とは別世界。
木で作った東屋とベンチかあり、日の光も遮られて非常に涼しい。
豊かな緑に暑さも忘れる。
武庫川に注ぐ逆瀬川に沿って、川風に吹かれながら駅から400m程歩く。
左に伊孑志橋を見て、そこを右へ曲がると自い土塀に囲まれた伊和志津神社が見えてくる。
延喜式内の大社、宝塚随一の古社と案内板に書いてある。
御祭神は須佐之男命で、愛宕神社、宝塚水天宮なども祭られている。
伊和志津神社の木々は市指定の保存樹林となっており、クスノキ、イチョウ、サクラ等の高木が日の光を遮断するように立っている。
周り一面緑の夏の季節、ここだけは木陰も多く涼しく感じられる。
園児の遊び場となる切株
園児の遊び場となる切株
落葉ひとつない参道は毎日清掃が大変であろう。
周囲3mはある樹齢100年の大きなクスノキが今年2月枯れ始めたため、今は形を変えて置かれている。
おおきな輸切りにされて子どもが上に乗ってもびくともしないものを中心に、綺麗に切られきちんと置かれている。
今は神社の隣にある逆瀬川幼稚園の園児たちの遊び場となっていて、元気な声が聞こえてきそうだ。
神殿にお参りをする。
足の不自由な人たちのために階段横にゆるやかなスロープが造られている。
おみくじを買うと大吉である。
裏を見ると英語とスペイン語で書いてある。
外国人が来て大吉とか吉が出たときには素直に喜びますよ、と宮司さんが言っていた。
神社を二分するように伊和志津トンネルが走っている。
土地は近隣住民が便利になるならと神社が提供したもの。
阪神大震災以後この道路が造られ、歩道と車道が壁で分かれている。
トンネルの長さは50mあるが歩いてみるとここもかなり涼しい。
トンネルの上には通路があり往き来できる。
花の多い階段を上って下ると広い場所に出る。
ここも高い木が多く、ベンチになりそうな石がいくつも設置されている。
木陰を渡ってくる風が非常に心地よく吹き抜けている。
桜ヶ丘在住の女性が一人座っていた。
「宝塚も緑が削り取られ変わってきたが、ここはまだ鬱蒼と生い茂り、非常に気持ちがいいから」と自転車でこちらへ来ると、必ず神社に立ち寄っていくという。
「石のベンチに木のベンチ。高い木々にヒンヤリとした空気。こんなところでのんびりした時間を過ごせたらなー」という気持ちになった。
緑の中にある鳥居
緑の中にある鳥居
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