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宝塚てくてく

てくてくしませんか vol.5

西谷の森公園~黒岩展望台~布見竜王山~天狗松~宝山寺

裏参道でつながれた二つの山

爽やかな季節西谷の森公園を基に足を延ばしてみよう。展望台からは360度の眺めが楽しめ、北摂の山々は宝塚に始まり丹波まで。北に真近に迫る山が目をひく。
宝山寺境内の樹間に見えた天狗松
宝山寺境内の樹間に見えた天狗松
西谷の森公園から布見竜王山と天狗松に登り宝山寺へ下る山道を歩いた。
間もなく開園一周年を迎える西谷の森公園、よく整備されていて評判は良い。けれどもう少し歩きたい。先輩格のささやまの森公園の背後には深山があった。
河合雅雄先生は「森遊び」を推奨された。趣は異なるが、西谷の森公園の背後にも二つの山がある。
訪ねてみよう。好奇心を持つのも山歩きの楽しみだ。
妙見宮の祠の隣は天狗松か?
妙見宮の祠の隣は天狗松か?
展望台から散策道を東へ行くと、竜王山への案内があった。ところが、直ぐその先には、コース外と言う標識があり、広い散策道は突然狭い山道に変わる。視界の利かない雑木の間を縫って道むと15分程で、急な登りにかかる。登り切ったところが368mの布見竜王山頂上である。透明なプラスチックの波板で覆った簡素な社があり明るい。北向きの社の先に白木の鳥居がある。こららが参詣道か。来た道を少し戻ると、コンクリートの小さな標柱No.431があって天狗松への分岐点だ。草で覆われた左の細い急坂を20分下ると古い表示があり、保与谷池方面と、竜王山の方角を示している。天狗松への表示は無いが、向かいの登り道を低いサカキの木と茂ったシダの群生を分けて、解りにくい道を登ること30分足らずで340mの天狗松の頂上に着く。

黒岩展望台へあと一息
黒岩展望台へあと一息
三等三角点があって大原野のTVアンテナが高く立っている。眺望は利かない。北側に、はっきりした道が付いており黒い電線が延びているので、それに従って下ると10分で妙見宮に着く。正面の平らな場所にベンチが並んでおり、祠の左肩に太い枯れた松がある滑り易いザレ場からは、左手に羽束山が大きく見える。右手の竹薮を過ぎて問もなく、明るく前方が開けてくると人家と畑が現れる。左に折れて道なりに進むと車道に出る。直ぐ左向いが宝山寺である。寺の境内には、大きなスギとヒノキが見事だ。振り返ると、アンテナの立った天狗松の頂が意外に高く強そうに見えた。
山行時間:約2時間<br>バスは境野切畑口下車・西谷支社前乗車です
山行時間:約2時間
バスは境野切畑口下車・西谷支社前乗車です

宝塚てくてく第245号<平成21(2009)年6月号>より

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