【後編】今話題の「20代から始める終活」と「デス活」?/葬儀会社として伝えたいこと
クレリ宝塚ホール
前回、「20代から始める終活」や「デス活」という言葉が広がる現状について、人生の終わりよりも「これからをどう生きるか」を大切にしてほしい、という考えをお伝えしました。
今回は、実際に葬儀に携わる私たち葬儀社の立場から、この活動に対する率直な想いをお伝えします。
-----
○「デス活」という言葉への違和感💭
「デス活」という言葉がメディアなどで注目を集めていることに、弊社としては少し戸惑いも感じています。
『死生観を語る活動』と説明されることもあるようですが、「死」だけでなく「⽣」も含まれてしかるべきですし、「死」ではなく「⽣」に重きを置くべきと考えます。「死」を意識して「⽣」の尊さを知ることはあっても、若い⼈たちが「死」について考えたり、準備したりすることについては違和感を覚えます。
○葬儀社としての使命
葬儀社の使命は、故人様を丁寧にお見送りし、ご遺族の心に寄り添いサポートすることです。
葬儀は「死」に対して携わる仕事ですが、だからと言って決して「死」を望んでいるものではありません。
すべての方が悔いなく、できる限り長く人生を全うされることを心から願っています。しかし「死」は誰にとっても避けられないことも事実です。
その時が訪れ、葬儀のご依頼を承ったとき、弊社としては誠心誠意サポートさせていただくこととなります。
----------
○20代社員が語る「終活」と「デス活」への思い🗣️
クレリ宝塚で働く20代の社員に、「終活」や「デス活」に対する考え方を尋ねました。
「人は誰しも、いつ命が尽きるか分かりません。
だからこそ『いつ死んでも後悔しないように』という思いで、日々を大切に生きることを意識しています。あえて"終活"や"デス活"といった特別な活動を行う必要はないのではと感じています」
----------
○「終活」は急がなくてよい
人生とは不思議なもので、年齢を重ねると短く感じられますが、若い頃は「人生は長い」と感じるものです。
だからこそ、若い人たちにはまず、長い人生をどう生きるか、どんな未来を築いていくかを考えてほしいと思います。
「終活」は、「人生の終わりが近い」と感じたら準備を検討するくらいで良いと思います。それまでの人生を「どう歩んできたかを見つめ直す機会」が、「終活」の土台になります。
「終活」という言葉も、すべての人が好意的に受け止めているわけではなく、中には抵抗感を持たれる方もいらっしゃいます。
そして、「デス活」といった、より直接的かつ重たい印象を与えかねない言葉が若い世代で広がりつつあることについては、その必要性にも疑問を抱いており、弊社としては慎重になる必要を感じています。
この言葉が広く使われることに弊社自身は賛同できず、「デス活」という言葉が独り歩きしてしまわないか、懸念を抱いています。
もちろん、考え方は人それぞれですし、この活動を否定する意図はありません。ただ、多様な受け止め方がある中で、これらの言葉がどう広がるかについては、今後も注意深く見ていきたいと思います。
若い世代の皆さんには、「『死を考える』のではなく、『どう生きるか』を大切に考えてほしい」と願っています。
詳細
- 日曜日 24時間
- 月曜日 24時間
- 火曜日 24時間
- 水曜日 24時間
- 木曜日 24時間
- 金曜日 24時間
- 土曜日 24時間
基本情報
口コミ
このお店・施設に行ったことがありますか?あなたの体験や感想を投稿してみましょう。