たからじぇんぬの作り方
さて、全国ツアーに続いてバウホール・ディナーショー編です。
バウホール
宝塚南口
宝塚大劇場中央ゲートを入ってすぐところにある
宝塚バウホール。大劇場が客席数約2500席なのに対してこのバウホールは約500席。
上演時間も休憩を挟んで2時間半、期間も2週間程度と大劇場より少々短めな小劇場です。
主に若手メインの公演を上演しています。
若手のW主演やコンサート、最近ではゲームの『逆転裁判』(カプコン)を舞台化してみたりと実験的な公演が多く上演されています。
他の劇場とバウホールの違いは・・・なんとなくアットホームなところです。
出演者が利用する衣装部、楽屋、袖、全てが通常よりコンパクトに纏まっているため、人数の少なさも手伝って和気藹々としています。
出演人数も多くて20~30人くらい・・・若手にとってはチャンスの多い劇場です。
そして、演奏が録音なのでオケボックスが無い分、お客様との距離が近いです。
一番後ろで見ている演出家の先生が舞台上から確認できます(笑)
あ、今ダメ出し書いた?とか(;・`д・´)
劇団の公演以外にも宝塚音楽学校の文化祭や貸しホールとして一般利用されることもあります。
サイズが丁度よかった為、全生徒を集めての80周年式典の歌稽古に利用されたこともありました。
客席全部たからじぇんぬ・・・圧巻でした(笑)
当時音楽学校生だったのでその光景に緊張で凍りついたのを覚えています。
ディナーショー
関西では宝塚ホテル、新阪急ホテル、阪急インターナショナル等で行われるディナーショー。
主には一人のスターを軸に4~6人が出演し、歌を中心としたショーが1時間上演されます。
ホテルのコースディナーをゆっくり楽しんだ後に始まる生オケのショーはラグジュアリー感満載。
ショーの合間に入るMCでは、滅多に観られない「素で喋るスターさん」を観ることができます。
ときに、スターさんによっては・・・そこが一番テンパってます(笑)
そして忘れちゃならないディナーショーならではの客席回り。
至近距離にスターさんが歌いながら何度か客席を練り歩きます。
あの化粧で!
あの衣装で!
あのスターさんがっ!!!Σ(゜Д゜ノ)ノ
ときに、お客様が・・・そこで一番テンパっていらっしゃいます(笑)
体育会系フェアリー軍団
譜面と大入り袋
基本的にはここまででご紹介した宝塚大劇場→東京宝塚劇場を年2回上演
合間に全国ツアー、バウホール、ディナーショー等に分かれて・・・というスケジュールで5つの組が動いています。
東京千秋楽の次の日にはもう宝塚で次回作集合日とか結構あります。
90周年運動会の次の日に全国ツアーに出発したこともあります。
公演中に平行して別の公演のお稽古をする場合もあります。
何事にも柔軟に対応し、更にフットワーク軽く動けないと難しい仕事かもしれませんね(´∀`;A )
気合、根性、体力勝負!
体育会系フェアリー軍団宝塚歌劇団!
お陰さまで本年で95周年でございます。今後共ご愛顧の程、宜しくお願い致しますm(_ _)m
以上、第九歩でした(・∀・)ノシ 次回は・・・最終回!退団についてです!
右京
元宝塚歌劇団宙組 貴羽右京
1995年『国境のない地図』で初舞台、同年花組に配属
1998年 宙組発足と同時に宙組へ組替え
2007年『維新回天竜馬伝』『ザ・クラッシック』で退団
その後・・・激動の1年を過ごし(笑)流れ流れてライターやってます。
ブログもぼちぼち・・・
「右印良品」