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てくてくしませんか vol.2 涼風を求め山麓公園

阪急仁川駅~甲山森林公園~地すべり資料館

その昔、神功皇后が平和を祈り金の兜を埋めたという伝説が山名の由来でもある甲山。山麓に広がる甲山森林公園は多くの人に親しまれている。
甲山森林公園は阪急仁川駅から約3km、徒歩約45分であり、ファミリーで気軽にワンデーウォークを楽しめる。
駅付近の仁川は涸れ、川中は雑草が主役となって茂っている。この日も朝から照りつける日射しを浴びて強烈な草いきれを放っている。
ゆっくり仁川の右岸を遡る。なだらかな上りを10分程進むと突然、甲山が姿を現した。円やかな姿に出合うと心が和んでくる。
舗装路から一歩入り自然道へ
舗装路から一歩入り自然道へ
上百合野橋の手前で左折して山際を上ると、ほのかに山の香りにつつまれる。汗をぬぐい道なりに階段と坂道を登り切ると、ほどなく舗装路へ出た。
「甲山大師ヘ十一丁」の町石の由緒が書かれた立て札があり、すぐ側を地元のランナーが駆け抜けて行く。「尼崎走ろう会」の人たちの姿がみられ、杭瀬から来たという。
上ヶ原浄水場を過ぎると公園まであと5分ほど。
笠形噴水と甲山
笠形噴水と甲山


甲山森林公園は県政100年の記念公園としてつくられ昭和45年に開園。
面積83haと広大で、見どころは彫刻の道から愛の像へとつながるシンボルゾーンで、特に笠形噴水から甲山を望む眺めは「ハッ」とする美しさである。
雑木林での森林浴、四季折々の草花、双眼鏡を首から提げてシンボル鳥の“ヤマガラ”を追うのも楽しい。
クスノキの根元に腰をおろし、おにぎりを頬張っていると神呪寺の鐘がすぐ近くから響いてくる。ここではゆっくりとした時間が流れている。
シンボルゾーンから望む甲山
シンボルゾーンから望む甲山
ガマの群生したなかよし池
ガマの群生したなかよし池
帰路はなかよし池から仁川渓谷右岸の山腹の道を選んだ。
なかよし池ではガマの群生があり、赤褐色の穂に、どこか懐かしい風景を見る。
少し南へ戻り、左の山道に入る。仁川渓谷山腹の道はアドベンチャーな気分になる。
テープを目印に道を追って行くと、次第に谷に下リ、目焼けした少年たちが川へ飛び込む姿が見られた。
途中には狭い道やガレ、茂みなどもあり経験者と同行するのがよいだろう。
水路に沿うようになると「地すべり資料館」に着く。災害恐しさを見学の後、仁川駅へと下ってゆく。
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