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宝塚てくてく

たずねたいまち タカラヅカ vol.2

えべっさん、たのんまっせ!!

「商売繁盛で笹もってこい」の掛け声で賑わうえべっさん。
宝塚には東の小浜えびす、西に宝塚えびすとニカ所あります。
今年は欲張って東西のえびす巡りで福をたくさんもらいませんか?
皇大神社の境内に時を経て埃を被っていた祠があった。軒下には鯛を彫った見事な欄間がついており、中には御神体の小さなえびす像が・・・。

江戸時代小浜は宿場町として栄えた。また酒造りも盛んで、酒造家が商売の守り神として造ったのが「えびすさん」だった。小浜を愛する人々の協力で「小浜えびす」は昭和53年1月第一回復活祭が行われ、以来毎年続いている。
皇大神社小浜えびすの社
皇大神社小浜えびすの社
毎年1月9~11日の「えべっさん」には朝早くから餅をつき、御神木である大きなムクノキのまわりで夜8時から餅まきが始まる。毎日干個を振る舞う。福笹を買った人にも配られる。
お参りに来た人には商いがうまくいった、病が治った、という御利益があるらしい。破産寸前の会社の社長が、清荒神を参拝した帰り「えべっさん」にお参りした。一生懸命お祈りしたおかげで、会社は再建できたという。以来毎年欠かさずお参りに来ている。
福娘は毎年神戸女学院で候補者を募る。
「小浜えびす」の復活には地域をあげて取り組んだ。「自分たちで」の気持ちは当初より変わっていない。心配は後継者不足だ。
神社境内の宝塚えびす
神社境内の宝塚えびす
阪急進瀬川駅徒歩10分程の小高い丘の上に宝塚神社の宝塚恵比寿社がある。
社殿から東を望めば大阪の高層ビル群、生駒金剛連山、二上山と大パノラマが広がっている。その広々とした景色を見れば福をいただく心も大きく開くように思う。
社殿は清荒神の三宝大荒神が祀られていた社を譲り受けたもので天保年間のもの。御神像は木彫坐像で高さ85cm、象眼が施されている。
えべっさんの3日間は福娘による福笹の授与や小林山車ばやし奉納、餅つきなど多彩な行事が催される。
隣接する平林寺には西国33カ所観音霊場巡りのミニチュア、四国88カ所の砂を集めた所などあり神仏両方のご加護がいただける所だ。
四季折々の植物や小鳥のさえずりなどが聞こえる鎮守の森だが周辺の開発で鳥の生息数も少なくなっている。都会のオアシスとしてこれからも守っていきたいところだ。
9日は10時半より講社大祭、10日11時より小林山車ばやし奉納・餅つき、11日には芸能奉納が行われ賑わう。
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