地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、宝塚の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

宝塚の地域情報サイト「まいぷれ」

Cute Movies

キル・ビル2 ~ラブ・ストーリー~

監督:クエンティン・タランティーノ

1作目と違って、今回は年齢制限無しの安全映画(!?)

映画のはじまりに出てくる、ザ・ブライドの超ドアップは迫力。どこかアメリカンコミックを思わせるようなモノクロのプロローグです。

結婚式が行われるはずの教会で、新郎と出席者、そして自分とお腹の子どもまで殺された主人公ザ・ブライド(ユマ・サーマン)が、殺し屋であり自分の師匠でもあるビルとその一味に復讐していく。舞台は、テキサスから中国、そして最後メキシコへ。

1話ですでに2人を片付けたブライドが、残る3人をどうやってやっつけていくのか・・・
物語は惨殺事件のあった教会の様子から始まるので、もし1話を見ていなくても大丈夫。内容は充分わかります。


讐は決して簡単には進まない、とんでもない返り討ちにあう場面では見ているこっちまで息がつまってしまうほど。しかしブライドは地獄の底から這い上がり、
見事な復讐劇を繰り広げていくのです。ビルの弟バド(マイケル・マドセン)と、ビルの愛人エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)、そしてビル。


題が「ラブ・ストーリー」というだけあって、見ているうちにだんだんとせつない気持ちも湧き出てくるこの作品、ビル(デビッド・キャラダイン)がどれだけ
彼女を愛していたのかが伝わってくるようです。最後、ビルのところにたどり着いたときには「殺さないで!」って心で思っちゃったくらい。

見どころは、ザ・ブライドの強さの秘密が中国での修行にあったこと、そしてそこでいったい何を学んだのか!?ここを見逃したらだめですよ。

「北斗の拳」のケンシロウをも思わせる、ザ・ブライドの復讐劇。見終わったあと何だか心があったかくなるような気もする、独特な作品です。
映画終了後、最後の最後に流れる梶芽衣子のど演歌「恨み節」も、タランティーノならではって感じ。グロいシーンもほとんどない「ラブ・ストーリー」ですよ!見るべし。

text by...  たるぴ

2004/04/20